第 51 回 (2008-12-13 開催)
![]() ![]() |
![]() |
![]() |
川村 次郎 先生,赤澤 堅造 先生 | 奥野 竜平 先生 | 桝田 晃司 先生 |
世話人: 石原 謙 氏
参加者: 50 名
講演内容
川村 次郎 先生 (日下病院), 赤澤 堅造 先生 (大阪工業大学 工学研究科)
「阪大バイオメカニクス研究会の発足と展開」川村先生:バイオメックフォーラム21の前進,阪大バイオメカニクス研究会のお世話の中で,FES研究(トヨタ財団:研究代表者 川村次郎)の研究助成を受けた.この展開や国際会議出席にまつわる話,を話題提供といたします.
赤澤先生:赤澤の目から見た上記FESの展開の感想,そしてバイオメックフォーラムの発足,現在の研究などを少し付け加えさせていただきます.
奥野 竜平 先生 (摂南大学 工学部)
「パーキンソン病における運動障害計測・診断支援システムの開発」パーキンソン病は中高年者に多く発症する神経疾患である.しかし,重症度診断のための基準が半定量的であり,験者間差異や験者内差異が生じることがある.そのため,定量的な計測機器の開発が望まれている.本研究では,医師が臨床の場において患者を診断する時と同様の手技を取り入れた運動計測・診断支援システムの開発を行っている.本発表では,指タップ運動,筋強剛などを対象としたシステム関して報告を行う.
桝田 晃司 先生 (東京農工大学 生物システム応用科学府)
「ハード・ソフトを融合した未来の超音波医療」超音波は生体に対する親和性が高く,画像診断のみならず治療への応用が盛んに研究されている.本講演では,薬物を含んだマイクロカプセルによるDDS(薬物伝送システム)の実現を目指し,超音波の音響放射力を利用した局所的濃度制御や,血管分岐部における能動的選択制御法について最新の結果を紹介する.また,講演者のこれまでに行ってきた超音波遠隔診断や,動画像処理による心機能診断の研究内容についても解説する.